気になったニュースが
あったのでご紹介します。


What Makes a Good Life? Lessons from the Longest Study on Happiness Robert Waldinger | TED Talks
20160701-8




「最終的に人が幸せになるには何が重要なのか」


これは、成人発達研究と言われるもので、
ハーバード大学は1938年から75年もの長期にわたって
724人の男性を追跡調査しました。


研究が始まった時の被験者724人のうち、
現在生きているのは60人。
みんなもうすぐ90歳になるそうです。


この研究の第4代目リーダーである
ロバート・ウォルディンガー氏が、
研究から明らかになった事を
TEDで語ったのがこの動画です。


75年前にハーバード大学の2年生だった生徒と
ボストンの貧しい家庭に生まれた人の2グループについて
仕事、家庭生活、健康、などを2年毎に追跡調査して
記録し続けました。


2年毎にただ質問表を送るのではなく、
実際に被験者のもとを訪れて面談したり、
被験者の家族と話したり、医療記録を調べたり、
血液検査や脳スキャンをしたりと、
さまざまな調査が行われたそうです。


その結果わかったことは、

「親密な人間関係は健康や幸福をもたらす」

ということです。


つまり、

「幸福は富や名声ではなく、人間関係による」

という事です。


家族や友人など人とのつながりが多い人は、
つながりが少ない人よりも幸福を感じやすく、
健康的で長生きであったそうです。


逆に、孤独である人は幸福を感じにくく、
健康面においても比較的早い中年期から
問題を抱え、脳機能も低下しやすく
短命である可能性が高くなるそうです。


また、人にとって最も重要なのは
50代の時の人間関係で、この時の人間関係に
満足している人は80代になった時に健康だそうです。


さらに、親密な関係を持っている人、
信頼する人がいる人は、80代になっても
記憶力を持つことができますが、
信頼する人がいない人は記憶力の低下が
早期に起こるそうです。


幸せな人生を送るのに必要なのは
富や名誉ではなく、
良い人間関係だとわかったので、
もし、あなたがもっと幸福な
人生を送りたいと思ったら、
人間関係を向上させるような活動に
注力した方が良いですね。


What Makes a Good Life? Lessons from the Longest Study on Happiness Robert Waldinger | TED Talks
20160701-8